サーフィンテイクオフの練習 Point3
Point3 インサイドよりで練習する
それではいよいよ海に入って波に乗りましょう!と言いたいところですが、
その前にサーフィンの基本ルールを思い出してください。
一つの波には原則、一人しか乗れません。波に乗る優先権は波の崩れだした箇所(ピーク)に近い人にあります。ピーク近くから他のサーファーが波に乗ってきたら、もっと岸よりで同じ波に乗ろうとすると、沖から波に乗ってきているサーファーの進路を妨害することになります。これは前乗りというマナー違反になりますので、絶対にしてはいけません。
とはいえ、他のサーファーが大勢いるポイントで、初心者サーファーが波のピークにあわせてパドリングし、テイクオフするのは至難の業です。周囲のサーファーが意図的に譲ってくれない限り不可能です。
ではどうすれば良いのか?
答えは簡単です。
他のサーファー達のいない岸側(インサイド)で練習するのです!
中上級者は皆、沖側(アウトサイド)のピークから波に乗ろうとしますが、波は岸よりに近づくと崩れてしまいますので、岸近くまでは乗ってきません。
ですが初心者がテイクオフの練習をするには、このインサイドよりの崩れた波でも十分、練習することができます。
(1)練習ポイントを決める
まずは砂浜から海を眺め、崩れた波(スープ)が頻繁に波打ち際まできていて、他のサーファーがいない場所を見つけましょう。
(2)スープを待つ
サーフィンテイクオフを練習しやすそうなポイントを見つけたら、そのポイントで力のありそうなスープを待ちます。波にはリズムがあり、大きめの波が一定の間隔をあけてやってきます。一定の間隔でやってくる大きな波のことをセットといいます。このセットの波は普通の波よりも大きくパワーもあります。
このようなセットの波がくずれたスープを狙うと、パワーがあってテイクオフもしやすいのです。波のリズムを良く見て、テイクオフしやすいパワーのある波がくるのを待ちましょう。
波を待つ際、最初のうちはサーフボードの横に立ち、サーフボードを岸側に向けた状態で沖側くる波をよく見ながら待つようにしましょう。
他の先輩サーファー達はボードにまたがってまっていると思いますが、最初のうちは波にあわせてボードの向きを変えるのに時間がかかり乗り遅れてしまいます。
最初からボードを岸側に向けておくことで乗り遅れを防ぐことができますよ。
(3)波にあわせてパドリング
良さそうな波が来たら、サーフボードの上にのってパドリングを開始します。
波が来るとボードの後ろが持ち上げられて、ボードがシューっと走り出します。
ボードが走り出したとおもったら、思い切って立ってみましょう。
最初のうちは、完全に波にのる前に立とうとして、失速し波においてかれることが良くあります。
サーフボードが走り出したと思ってから、さらに2回くらいパドリングしてから立つとうまく乗れると思いますので試してみてください。
サーフィンのテイクオフの動作をイメージできたでしょうか。
最初のうちはうまくいかないかもしれませんが、諦めずに何度もチャレンジすれば必ずできるようになります。
サーフィンも他のスポーツと同じように、繰り返し練習すれば必ずできるようになりますし、上達していきます。
あきらめずに頑張ってみてください。
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