サーフィンテイクオフの練習 Point2
Point2 陸上で練習する
海に入って実際に波に乗る前に、まずは砂浜などの陸上でテイクオフの動作を練習しておくことをオススメします。
海面に浮かぶ不安定なサーフボードに立つのは難しいと思いますが、砂浜に置いた動かないサーフボード上でテイクオフの動作を繰り返すことで、テイクオフの動作を体で覚えてしまうのです。
やり方は簡単です。
まずサーフボードを砂浜におきます。フィンを外せるボードの場合は、フィンを傷つけないよう外しておいたほうが安全です。また固い石などが下にあると、サーフボードのボトム面を傷つけてしまうので気をつけてください。
次にパドリングするときのようにサーフボードに寝そべります。実際にパドリングする時に乗る位置と同じになるようにしましょう。はじめのうちはボード上の目の高さあたりに目印になるようビニールテープやステッカー等を貼っておくと良いです。
正しい位置に寝そべった後は、実際に波が来たときをイメージしながら胸を反らし、パドリングの動作をします。
さあ、いよいよテイクオフの瞬間の練習です。
頭の中でボードの後ろが波に持ち上げられて、スーッとボードが走り出した瞬間をイメージします。その瞬間に両手をサーフボード上の胸の横あたりについて素早く腕立て伏せの要領で体を持ち上げます。同時に両足で素早くボード上に立ちます。この時、膝は大きく曲げて腰を十分落とした姿勢で立つように意識しましょう。はじめはどうしても棒立ちになりがちです。膝を十分に曲げ腰を落とした姿勢をとると、波の上でもバランスを崩しにくく安定したテイクオフになります。
もたもたしていると波は通り過ぎてしまいますので、サーフボード上に立ち上がる動作は一瞬で行う必要があります。素早く立ち上がろうとすると、足の置く位置がずれてしまい安定しないと思います。
素早く・確実に同じ位置に立てるよう何度も陸上で反復練習をしましょう。
陸上で練習するメリットは、実際に海に入ってテイクオフするよりも、簡単に何度も反復練習できるところにあります。
はやく海に入って波に乗りたいとは思いますが、まずは陸上での反復練習によってフォームを体で覚えてしまうことで、実際に海に入ってからのテイクオフの確実性を上げることができます。
急がば回れといいますが、是非陸上での練習もうまく取り入れてみてください。
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